お役立ちコラム
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解体工事業者選びの注意点 |トラブル事例と解決方法を紹介
2023年03月03日お役立ちコラム
解体工事を行う場合、一番心配なのがトラブルです。
業者選び・契約・近隣など、トラブルの元になりそうな問題がたくさんあります。
解体工事業者選びは、トラブルを避けるため慎重に行いましょう。
この記事では事例を元に、トラブルを起こさないポイントについて注意点や解決方法を紹介します。
これから解体工事を予定している方は、ぜひ参考にしてください。
解体工事に注意点はある?トラブルを防ぐ方法は?
解体工事を行う場合に、トラブルが起きた話をよく耳にします。
トラブルは起こしたくないと誰もが思うものです。
トラブルになる原因はいくつかあります。
契約中・解体工事中・近隣住民の3つがトラブルの主な原因です。
原因を知り、対策を適切に行えばトラブルは未然に防げます。
これから起こりそうなトラブルの火種に対し、対策をしっかり行いましょう。
実際に起きた解体工事のトラブル例と注意点
解体工事では、実際にどのようなトラブルが起きているのでしょうか?
もしも、自分が巻き込まれた際に冷静な対処ができるよう、ここでは注意点と共に紹介します。
契約時のトラブル
解体工事に限らず、工事全般で多いのが契約時のトラブルです。
安易に業者を選んでしまったため、高額の請求を受けたり、契約解除ができないケースもよくあります。
「キャンペーンだから安い」などの、甘い言葉はとても魅力的です。
しかし、その業者が本当に安く工事を提供しているとは限りません。
「キャンペーンの価格に騙され契約したけれど、支払いのときにほかの費用を加算され、高額請求になってしまった」
そんなトラブルが多発しているのです。
解体工事は決して安い工事ではありません。
契約前には、見積もりに怪しい点がないかを必ずチェックしトラブルを防ぎましょう。
解体工事中のトラブル
契約自体には問題がなかったけど、解体工事中にトラブルが発生する場合もあります。
・アスベスト調査の未実施
・工事車両の駐車場所(駐車違反など)
・作業員のマナー
・作業員のケガ
アスベストの使用が疑われる場合、事前調査が義務化されています。
契約の際には、きちんと調査を行う業者を選びましょう。
下請け業者が施工をする場合、作業員のマナーや行動はわかりにくい場合があります。
解体工事中に立ち寄るなどして、実際の作業員のマナー・行動をチェックしましょう。
隣家や周辺とのトラブル
解体工事で心配なのが、隣家や周辺住民とのトラブルではないでしょうか?
解体後同じ場所に新たに新築住宅を建てる場合などは、今後の付き合いにも関係してくるので気を遣います。
解体工事を行う場合は必ず事前に挨拶などをして、解体工事に対して理解を得ておきましょう。
業者が隣家敷地の無断使用をしたり、敷地内のものを壊す可能性もゼロではありません。
工事前の確認をする際には、業者を同行させ彼らにも敷地範囲を教えておくとトラブルの可能性が減るので安心です。
騒音・振動
建物を壊す解体工事では、騒音や振動、粉じんなどが発生してしまいます。
事前に知らせていても相手の許容範囲を超えてしまう場合もあり、クレームを受けてしまうかもしれません。
クレームを受けた場合には、迅速な対応と、適切な対処をしましょう。
早めの対応をすれば、トラブルは防ぎやすくなります。
請求額に関するトラブル
問題なく解体工事が終了しても、安心できるとは限らないのが解体工事でのトラブルです。
解体工事が完了し、いざ支払いの時点で追加請求をされる場合もあります。
埋設物などの仕方のない理由もあります。
しかし、悪質業者の場合、工事の終了後に追加請求を要求してくる場合が多いので注意しましょう。
悪徳業者かどうかは、事前に口コミ・実績などを調べて判断するしかありません。
念入りなリサーチを行い、評判のよい業者へ依頼をしましょう。
解体工事の注意点|ポイントをおさえトラブルを回避しよう
解体工事でトラブルを起こさないための注意点を紹介します。
注意点を覚えておき、解体工事を依頼する場合の参考にしてください。
相見積もり|優良業者を選び適正価格で発注する
1社だけの見積もりでは、適正価格であるか判断はしにくいです。
複数の業者に見積依頼をし、適正価格(相場)をチェックをしてください。
見積もりだけでは、優良業者をなかなか判断できないかもしれません。
インターネットを利用し、業者の評判や口コミをチェックしましょう。
悪徳業者にひっかからないように気をつけると、解体工事でトラブルなどに遭う可能性が低くなります。
近隣住民への説明を行う|必ず事前連絡を!
解体工事を行う場合、必ず近隣住民へ挨拶をし、作業内容などの理解を得てください。
近隣トラブルのほとんどが、解体工事の連絡時に直接挨拶をしていなかったり、理解をしてもらえてなかったりする配慮不足が原因です。
もしも、相手からクレームが出た場合は、できる限りの誠意を持って対応をし、場合によっては作業日程の変更も行いましょう。
事前のトラブル以外はできる限り解体業者に対応してもらうと、誤った発言などでのトラブルがなくなります。
作業時間・工事内訳の確認|適切な内容かをチェックしよう
朝早くから夜遅くまで解体工事をしていませんか?
作業時間が適切ではない場合、近隣からのクレームが出てきます。
適切な作業時間内での作業であるか確認してください。
どうしても適切な時間に対応ができない場合、業者の変更も考えましょう。
解体工事がクレームにつながるような作業とならないために、業者にも自分たちの考え方を伝えて対応してもらいます。
まとめ
解体工事でクレームが発生した話は多く、トラブルなどにならないためにも注意点などを知っておく必要があります。
トラブルが業者間だけではなく、近隣とのトラブルも考えられるため、事前にトラブルにならないための対策が必要です。
トラブル事例を参考に注意点を理解して、解体工事を行うようにしましょう。